めんへら子的「日々是躁鬱」

思いつくまま、さくさく言葉を走らせる。

アスペルガーという事実

躁鬱ばかり全面に押し出している私だけど、実は広汎性発達障害――アスペルガー症候群でもある。ネットで俗に「アスペ」と呼ばれているアレだ。

空気が読めなくて頑固者で不器用で同時に2つのことをこなせなくて人の気持ちに共感するのが苦手などなど、とにかく厄介な点は挙げたらキリがない。

ぶっちゃけ私自身、自分みたいな奴が近くにいたら邪魔で仕方ないだろうなあと思ってたりする。いや、これ割と本当に。

 

そんなわけで診断されたときは、それはそれはショックだった。小学校でいじめられたり両親に酷いことを言われたり(それで16歳の時から家族と別居してたりするんだけどまあその話は追々)、嫌な思い出は数え切れないくらいたくさんあるんだけど、それは全部自分が原因だったのだ。

今までみんなみんな、周りがおかしいんだと思ってた。

でも本当に「おかしかった」のは自分。

目の前が真っ暗になった気がした。

 

診断されてしばらくは気が動転していて、かつての友人や恩師に謝罪のメールを入れて回った。アスペでごめんなさい迷惑かけてごめんなさい。そんな内容を延々と書いてた気がする。

今考えるとれっきとした奇行である。皆も宥めてくれたけど、それでも気が済まず数日は涙で枕を濡らして寝てたなあ。

 

で、それからしばらくして私はネットで自分のこと――アスペルガーについて調べるようになった。新しい環境に適応するのが苦手で曖昧なことを理解できない。こだわりが強くて対人関係に支障をきたすこともある。

そんな内容の検索結果の中に、気になるが言葉が幾つか。

 

「アスペは害悪、死ね」「発達障害は皆殺しにすべき」「犯罪者予備軍アスペルガー

 

皆さんお分かりかもしれないが、匿名掲示板の某ちゃんねるにあった書き込みである。いいわれもない暴言の嵐がそこでは吹き荒れていた。

これを見たときは悲しかったなあ。

私だって好きでアスペに生まれたわけじゃないんだよね。何でそんなことで見ず知らずの人に死ねと言われなきゃいけないのさ(だいたい完全匿名というのはデメリットが多すぎるし、閲覧するのも精神衛生上良くないことだと思う。しかし某ちゃんねる批判を書き出すと長くなるからまた今度にする)。

 

あと、誤解もひどい。

今日のメインテーマはアスペルガーに関する誤解について、にしよう。

ここにくるまでの導入が長すぎたけどね。反省。

 

まずアスペは人の感情を理解しないとよく言われる。酷いと、それだから犯罪を起こすのだとまで書かれたりする。

私に言わせればそんなの嘘っぱちだ。

確かに他人に共感するのは苦手だ。でも感情を理解しないなんてはずがない。私にだって喜怒哀楽の感情はあるし、他人が悲しんでいたら一緒に悲しみ、喜んでいたら一緒に喜ぶことくらいできる。

 

で、上に書いたアスペは犯罪を犯しやすいという話。これも間違いだろうね。

犯罪者がたまたまアスペルガーだったとか、そういうことはいくらでもあるだろう。しかしアスペルガーそのものが犯罪の原因になるとは私は考えにくいと思ってる。

アスペって頭が固くて頑固だから、基本的に法律を遵守するはずだし。

ただ考えられるのは、私みたいにアスペルガーが原因でいじめられた人が、復讐のために人を殺してしまうとかかな……殺人はどんな理由があれ許されないけど、こういう悲しい事件は起こりうるかも。

 

あと、アスペは嘘つき。これも多分違う。

私も自覚があるんだけど、曖昧なことが苦手だから、答えがいくつかある質問をされると適当に答えちゃうの。数学とかはいいんだけどね。

例えば、東方で好きなキャラは誰?って聞かれたとき、霊夢うどんげが好きな私は、あるときは「うどんげ!」またあるときは「霊夢!」って答えて、「こいつ嘘つきだな」って思われちゃうみたい。

まあ東方だったらどうでもいいんだけど、仕事のことなんかになると大変よね。自分でも意識してるんだけどなかなかこれって難しい。訓練するしかないのかな?

 

 

他にもいろいろ言いたいことはあるんだけど、長くなっちゃうからここまでで。

どうやらエビリファイの副作用で、手の指がつってキーボードうまく打てないしね。

まとまりのない文だけど読んでくれてありがとう。

理解者が増えてくれたらいいなって思う。

 

 

おわり。